<黒豆おかきのうす塩味映像作品レビュー>
ネタバレありです。
映画・ドラマ・アニメ・ネット動画、何でもござれ、ジャンル問わず。
好き嫌い関係なく書きますので、批判的なコメントもする場合があります。
あと、「国語力」はないので、その点はご了承を。
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どうも。Netflixユーザーです。
2015年9月から日本に上陸した映像ストリーミングサービス「Netflix」ですが、
私は、昨年2017年5月からNetflixの会員になり、それから定期的に観賞しています。
私は、アメリカに留学したことがあるので、
存在はかなり前から知っており、ようやく会員になったという感じです。
TSUTAYA、ゲオでだらだら店頭で迷ってるよりも、断然手軽なんですよね。。。
米国初のストリーミングサービスなので、洋画がかなり多く、
国内では「dTV」の方が評価が高いようです。
ただ、邦画・アニメ・ドラマも豊富で、さらにオリジナル作品もあり、
私的には、いつ見ても飽きさせません。
Netflix会員になってから、
かなり頻繁に映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリーなど、
映像作品を観るようになったので、これからはブログに感想をあげたいと思います。
今回、1回目は私のお気に入りの作品を紹介したいと思います。
- 題名: The Truman Show (1998)
和名「ザ・トゥルーマン・ショー」 - ジャンル: ヒューマンコメディー、風刺
- 上映時間: 110分
- 監督: ピーター・ウィアー
- 脚本: アンドリュー・ニコル
- 出演: ジム・キャリー
- 備考: Netflix視聴可能(ブログ作成時点)
- あらすじ: (ウィキペディアの粗筋はオチまで書いているので要注意!!)
主人公トゥルーマン(主演ジム・キャリー)は、ごく普通のサラリーマン。
妻と朝食をとり、親しい隣人に挨拶を交わし、会社では面倒な上司に
仕事を押し付けられ、そして夜は友人と談笑するというありふれた生活。
しかし、あることがきっかけでトゥルーマンをある疑問を抱くようになる。
住んでいる世界は、まるでドラマのように演出された世界ではないかと。。。
そして、主人公トゥルーマンの大脱出が始まる。。。
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いきなり粗筋でネタバレするなよ!!!
と、なるかもしれませんが、サスペンス映画ではなく「コメディー」です。
かなり早い段階で作品の方からネタバレしてくれます。
あからさまに、トゥルーマンのいる場所が、「番組」であることを
印象づけてくれており、主人公にとっては衝撃でしょうが、
コメディータッチで面白いです。
ちなみにそんな場面をいくつかピックアップするとこんな感じです。
- 突然、コーヒー・芝刈り機の商品紹介をし始める妻
- ラジオからスタッフの配置確認の放送が聞こえる
- フィジーに行こうとしても、やたら周りが引き止めようとする。
- エレベーターの扉の先で、撮影現場のスタッフが休憩していた。
あと、何と言っても、主演ジム・キャリー氏。
彼の持ち前のコメディー的な軽快なキャラはイイですね。
子供の頃は、アメリカのコメディー映画を地上波ロードショーでよく見ましたが、
「ライアー・ライアー」「マスク」など、
ジムキャリーはやっぱり最高です。
彼の軽快な演技・顔芸を楽しみつつ、
ちょっと子供の頃を思い出してしまいました。
(そう思うと、最近は「地上波ロードショー」の存在感がありませんね・・)
最後に、一番印象的なシーンですが、
それは、映画のラストシーン、
主人公が「The Truman show」の世界から出て行く瞬間です。
最後のシーン、トゥルーマンは、ヨットを使って海で決死の脱出を図りました。
スタッフたちの妨害に遭いながらも、この「世界」の末端の壁に到達、
ついに、脱出口、もとい「スタッフ用の出入り口」にたどり着きました。
そして、「作られた世界」から出て行こうとする主人公トゥルーマンに、
この「The Truman Show」の監督(=支配者)のクリストファーは、
撮影施設の音響設備のスピーカーを使って、彼を引き止めようとします。
ク:「外の世界に真実はない。私は、お前自身以上にお前のことを知っている。」
解説: 監督は胎児の頃からトゥルーマンのことを知っており(同時にトゥルーマン・ショーの配信開始)、
作品中「俳優」というより「息子」のように彼のことを思っている描写がある。
それに対し、トゥルーマンは、お馴染みの挨拶で別れを告げます。
ト:「In case I don't see you... good afternoon, good evening, and good night」
(会えなかった時のために、こんにちは。こんばんは。そしておやすみなさい
解説: 主人公が使うお馴染みのセリフ。暗に24時間生放送で全世界配信されていることを意識した挨拶。
誰もいない海の方向へ「一礼」。
そして、脱出口から出て行きました。
最後の最後で「The Truman Show」の
「本当の俳優」になった最初で最後の瞬間でした。
そして、それと同時に「本当の自分自身になる」ための旅立ちでした。
主人公のトゥルーマンが出て行ってしまったため、
その後、主人公がどうなったのか語られることもなく映画は終わってしまいます。
元気なトゥルーマンが去ってしまい、少し寂しくもあるのですが、
「虚構」の世界から「本当」の世界に旅立つという華々しい瞬間でもあります。
実はこのシートと最後の余韻が好きで、何度も見てしまっています。
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総合評価: 90点
私の映画の評価基準ですが、
「視聴時の印象」あるいは「衝撃」、
そして何より「もう一度見たい」という「気持ち」です。
先ほども言った通り、この「The Truman Show」は、
複数回見返してしまうほど、とても印象に残った作品です。
そもそも「主人公が住んでいる世界がドラマの世界」という
作品の設定自体面白いですし、
またジム・キャリーを主軸としたコメディー的な展開もとても面白いです。
そして、最後主人公が旅立つ瞬間は、
彼のように迷った人に勇気を与えてくれる、そんな感じがします。
今回、第一回目の映像作品レビューを終わります。
映画のどの箇所をお伝えするのか非常に迷ったのですが、
自分個人としては、うまく書けたのかなと思います。
他にも見た作品についても記事を出したいと思いますので、
もしよろしければ、また見てください。
ではでは。
会えなかった時のために、こんにちは。こんばんは。そしておやすみなさい
2018.2.6 Tue 10PM